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広島 首位がっちり!柏に完封勝ちでリーグ無敗6に伸ばす

[ 2018年4月8日 19:01 ]

明治安田生命J1第6節最終日   柏0―1広島 ( 2018年4月8日    三協F柏 )

<柏・広島>後半、柏・クリスティアーノのPKを止めガッツポーズを見せる広島・林(右から2人目)
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 リーグ首位を走る広島がアウェーで柏を1−0と完封。同日の神奈川ダービーで川崎Fが横浜と引き分けたため、2位との勝ち点差は5に開いた。

 前半17分にDF佐々木翔のゴールで先制すると、アグレッシブな全員守備で柏の攻撃を封じ込めた。2トップがチェイシングを怠らず、体を張った中盤と最終ラインの4+4の守備ブロックも強固だった。

 指揮官は「相手にしっかり寄せられている」と話し、GK林卓人も「プレスをさぼらないので、後ろは攻撃の予測が立てやすい。もしシュートを打たれたとしても、しっかりコースを切ることができている」とハードワークがリーグ最少失点の秘密だと明かす。

 また、割り切りも重要な要素だろう。コンパクトな陣形を保ちながら前からプレスをかけるのか、リトリートするのか。理想だけを追い求めず、チーム全体が最善手を判断できている。

 ただ、90分のなかで思わず天を仰ぐようなピンチがなかったわけではない。後半29分、ペナルティキックを与えてしまう。同点も十分に考えられる場面。押し込まれていた事実を加味すれば、逆転負けすらもあったかもしれない。

 そんな重要なシーンで、守護神の林が立ちふさがった。最後までしっかりとキッカーを観察して左に飛ぶと、ボールをゴールマウスから弾き出した。チームを救うビッグセーブだった。

「ギリギリまで相手を見て、自分の信じた方向に飛んだ。なんとか手に当てられて、(弾いたボールが)枠の外に行ってくれて良かった。(その後のガッツポーズは)みんなが来てくれたから」

 後半アディショナルタイムには相手のシュートがバーを叩いた。ヒヤリとさせられたが、結局、得点を許すことなくタイムアップ。労をいとわない11人で構成される紫の壁は決壊することなく、今季のリーグ無敗は6に伸びた。

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2018年4月8日のニュース