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“代役の代役”片山先制弾!C大阪 2発白星で1次L突破前進

[ 2018年4月4日 05:30 ]

ACL1次リーグG組   C大阪2―1済州 ( 2018年4月3日    長居ス )

<C大阪・済州>前半、先制ゴールを決めガッツポーズのC大阪・片山
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 G組のC大阪はホームで済州(韓国)に2―1で勝利し、1次リーグ突破に王手をかけた。前半16分にCKから加入後公式戦初先発となったDF片山瑛一(26)が先制点。同34分にはFW柿谷曜一朗(28)が追加点を奪い、逃げ切り2位浮上。ラウンド16進出を懸けて、17日にアウェーでの最終戦・広州恒大戦(中国)に臨む。 G組順位表

 代役の代役が「左スネ」で勝利を呼び込んだ。前半16分、MF田中亜の蹴った左CKに体ごと飛び込んだのは、オフにJ2岡山から加入し公式戦初先発となった片山だ。左足から放ったシュートはバーに当たりながらゴールへと吸い込まれた。

 「左スネかな…。気持ちで取ったゴールだったと思います。気持ちで決めました」

 最大12連戦の渦中で、清武やソウザ、田中裕、秋山ら負傷者も続出。3日前のリーグ湘南戦からスタメン8人が変更となった。その中で丸橋と田中裕に代わって左サイドバックで先発出場したのが、埼玉・県川越高から一般入試で早大に入学し、セレクションでサッカー部に入った苦労人の片山だった。

 スタメン全員を入れ替えた第3戦ブリラム戦で敗れ、普段は出場機会の少ない面々にとっては“リベンジ”を懸けた戦いでもあった。「内容どうこうより勝つこと」。主将を務めたチーム最古参のDF酒本が気迫を前面に出せば、今季初出場初先発となったボランチのMF西本も攻守にハードワークした。

 敗れれば自力通過の可能性が消える一戦で、柿谷もゴールを決め2位に浮上。1次リーグ突破に王手をかけた。「今日みたいにチーム一丸となって戦えば、突破できると思う」と柿谷。最終戦はアウェーでの広州恒大戦。再び総力を結集し、ラウンド16へと駒を進める。

 ▼C大阪の決勝トーナメント進出条件 最終戦の広州恒大戦で○ならば無条件で進出。△か●の場合は3位のブリラムが済州戦に△か●で決勝T進出が決まる。C大阪△、ブリラム○の場合は勝ち点で並ぶが、C大阪が直接対決で負け越しているため敗退となる。

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