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“川澄イズム”なでしこ7発大勝 勢いそのまま!アジア杯弾み

[ 2018年4月2日 05:30 ]

国際親善試合   日本7-1ガーナ ( 2018年4月1日    トラスタ )

ガーナに勝利し、サポーターの声援に応える岩渕(8)、川澄(9)ら
Photo By 共同

 FIFAランキング11位のなでしこジャパンは、同46位ガーナに7―1で快勝。2年ぶり代表復帰となったFW川澄奈穂美(32=シアトル)は後半14分から途中出場。同38分にはアシストを記録するなどブランクを感じさせないプレーを披露した。日本は19年W杯フランス大会のアジア最終予選を兼ねた6日開幕の女子アジア杯(ヨルダン)に臨む。

 後半14分。川澄がピッチに姿を見せると、スタジアムは大きな歓声に包まれた。右サイドハーフに入り、上質なオフザボールの動きや高精度のクロスで攻撃をけん引。6―1の後半38分には右クロスでDF鮫島のゴールをお膳立てし、「イメージ通りです」と白い歯をこぼした。

 11年W杯優勝メンバーだが、ここ2年は代表から遠ざかっていた。しかし、3月のアルガルベ杯など国際大会での結果が振るわず、高倉監督が川澄の招集を決断。「オフザピッチでもチームを締めてほしい」という指揮官の期待に応えるべく、最年長の32歳は積極的に声を出した。「うるさいおばさんが来たと思われているかも」と苦笑いしながらも、世界一の“イズム”を注入。FW岩渕が「ナホさんが来て雰囲気が明るくなった」と話したように、早くも変化が表れていた。

 7得点に満足せず「1失点の重みを考えないといけない」と戒めることも忘れなかった。世界一奪還を目指すなでしこに頼れるベテランが戻ってきた。

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