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クラウドファンディングで40歳Jリーガー誕生!水戸 FW安彦の加入発表

[ 2018年3月31日 19:43 ]

FW安彦考真が資金を募ったクラウドファンディング「CAMPEFIRE」
Photo By 提供写真

 クラウドファンディングの支援で40歳Jリーガーが誕生した。

 J2水戸は31日、練習参加していたFW安彦考真(40)の加入を発表。安彦はクラブを通じて「多くの賛否を受けながら『40歳でJリーガーになる』という『無謀』な挑戦は、多くの方の支援と理解のもと、今日から『希望』へと変わりました。この挑戦を受け入れてくれた水戸ホーリーホックに心から感謝をすると共に、ピッチ内外での献身と貢献を誓います」と決意を語った。

 神奈川出身の安彦は、新磯高卒業後、ブラジルに留学し、現地でプレー。23歳で現役は引退して指導者に転身し、帰国後はJ2大宮の通訳、サッカー教室、高校サッカーのコーチなどを務めていた。

 40歳で「人生の後悔を取り返しにいく旅」としてJリーガーを目指すことを決意。「『クラウドファンディングJリーガー』の挑戦を通して、どこを大切にして何に必死になるべきかを伝えたい」とプロを目指す本格的なトレーニング費用、練習生として水戸のキャンプに参加する費用などをクラウドファンディングで募り、目標を超える多くの支援を集めていた。

 1月から練習生として水戸の練習に参加。そのアピールが実って契約を勝ち取り「『自分の人生に本気になる覚悟を持つ』簡単ではないがやってできないことはない。どんなことも否定から入らず、チャレンジをし続けることで人は成長すると思います。水戸ホーリーホックがJ1昇格することは無謀でしょうか。僕は全くそうは思いません。今ある『一体感』とここから更に高まる『覚悟』があれば、きっと成し遂げることができるはずです。僕はその一端を担うことを約束します」とJ1昇格へチームに貢献することを誓った。

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2018年3月31日のニュース