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【佐々木則夫・視点】疲れ出た後半守備に課題 まだまだチームに甘さ

[ 2018年3月28日 10:40 ]

国際親善試合   日本1―2ウクライナ ( 2018年3月28日    ベルギー・リエージュ )

<日本・ウクライナ>後半、頭を抱えるハリルホジッチ監督(左)
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 ハリルホジッチ監督がやろうとしているサッカーはよく分かったが、完成度はまだまだだった。前線から守備をしてボールを奪い素早く攻める、ボールを奪われたらすぐに切り替えて守るというコンセプトは序盤はできていた。だが、体力があるうちはできていても、後半疲れてくると雑になったり、相手がスピードに乗って攻めてきたときは対処できなかった。 試合結果  日本代表メンバー  日程&結果

 連係面もスムーズにできている時間が短く、1失点目は酒井高がオーバーラップしてきた選手にもっと付かなくてはいけなかった。2失点目に象徴されるように、大きく展開されたときには何度も決定機をつくられるなど、相手への対応がルーズだった。

 流れの悪いときにどう守るかなど、まだまだチームに甘さがある。特に相手が有利な状況での条件のときの守備は課題。W杯本大会ではこれがしっかりできるかどうかで、結果が大きく変わってくるのでしっかりと修正してほしい。ベストメンバーを組んで練習を重ねればできると期待している。 (元なでしこジャパン監督)

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2018年3月28日のニュース