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ハリルJ W杯に東京五輪世代同行!1チーム分の帯同は初の試み

[ 2018年3月28日 06:20 ]

ウクライナ戦の前半、グラウンドを見つめるハリルホジッチ監督(右)
Photo By スポニチ

 日本代表がW杯ロシア大会期間中に、20年東京五輪世代となるU―21日本代表を帯同させることが分かった。ハリルジャパンの“弟分”としてベースキャンプ地であるロシア1部ルビン・カザンの施設でサポートを担う。2年後の大舞台を想定できる絶好の機会となるだけでなく、W杯を戦う日本代表にとっても強力な援軍となりそうだ。

 日本代表は6月12日に事前キャンプ地のオーストリア・インスブルックで親善試合パラグアイ戦を行い、カザン入りする。U―21代表はここで合流し、日本がW杯の活動を終えるまでカザンにとどまり、練習パートナー役として時間をともにする。西野技術委員長は「監督に提案したら、ノーを予想していたが、それはいいアイデアと言ってくれた。スパーリングパートナー的な存在」と期待を寄せた。

 U―21代表はベースキャンプ地に併設されているルビン・カザン下部組織の施設に宿泊する。サポート役はもちろん、地元クラブなどとの練習試合が組まれ、ハリルジャパンのW杯の試合も現地で観戦。FC東京のFW久保らの招集が見込まれている5月26日開幕のトゥーロン国際大会(フランス)に出場した東京世代の中核選手は疲労などを考慮して編成対象から外れる方向だが、将来性のある若手にW杯を肌で感じさせることで成長を促す。

 日本代表は過去のW杯でも練習パートナーを参加させてきたが、1チーム分の人数を帯同するのは初めて。世代の垣根を越えた強化策で、日本サッカー界の底上げを狙う。

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2018年3月28日のニュース