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岡山、3年ぶりの首位!指揮官「運があれば、勇気が出る」

[ 2018年3月21日 18:41 ]

明治安田生命J2第5節   岡山1―0京都 ( 2018年3月21日    西京極 )

 今季リーグ5試合を終え、わずか1失点。堅守の岡山が15年3月21日以来3年ぶりの首位に躍り出た。後半4分にCKの流れから移籍後初出場のDF浜田水輝(27)が決勝ヘッド。虎の子の1点を守り切った。

 「色んな気持ちがあった。自分にとっては開幕戦。新たな気持ちでやろうということと、気負いすぎず自分のできることをやろうと思っていた」。守っては京都エースストライカーのFWレンゾ・ロペスをシャットアウト。「もっとできた」と満足感はないが、今季J2福岡から完全移籍してきた浜田は明るい表情で喜びを噛み締めた。

 1―1のドローに終わった前節・松本戦からスタメン5人を変更。だが長沢徹監督(49)は「このゲームに沿った選手が出ていただけ」と強調する。イメージしたのは球際での攻防。「きょうの試合は一歩踏み込めるかどうかが大事だった」。その言葉通り、レンゾ・ロペスや元日本代表DF闘莉王とのエアバトルでは自由にやらせなかった。指揮官は「運が良い」と謙遜したが、同時に「運があれば勇気が出てくる」とし「勇気があれば、あと一歩分の踏み込みや(相手シュートシーンで)視界に飛び込んでいけるようになる」と続けた。その些細な“一歩”が、また“運”を呼び込んでいる。

 「これが最終節なら非常に嬉しいんだけど」と笑わせた指揮官。首位浮上にも浮かれた様子はない。「きょうの勝利を価値あるものにするかどうかは次のホームでの試合次第」。次戦の相手は降格組の甲府。ここに勝てば、悲願のJ1昇格へさらなる勢いが付く。

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2018年3月21日のニュース