日テレ３発快勝　１０年ぶり４連覇へ視界良好　なでしこＬ開幕

　サッカー女子のなでしこリーグは２１日、各地で開幕して５試合が行われ、１０年ぶりの４連覇を目指す日テレが３―１でＣ大阪堺に快勝して白星スタートを切った。

　日テレは前半２５分にオウンゴールで先制を許したが、昨季まで史上初の３年連続リーグＭＶＰに輝いた、なでしこジャパンＭＦ阪口夢穂（３０）が前半４４分にゴールを決めて同点。後半８分に同じくなでしこジャパンのＦＷ長谷川唯（２１）がゴールを決めて逆転すると、星槎国際高から今季加入した新人ＦＷ宮沢ひなた（１８）が後半４１分に追加点を挙げた。

　日テレはリーグ３連覇に加えて昨季の皇后杯も制して２冠を達成した森栄次前監督（５８）が退任し、昨季までＪ２千葉でアカデミースタッフを務めていた永田雅人氏（４４）が新監督に就任。かつて東京Ｖのアカデミーで元日本代表ＦＷ森本貴幸（２９＝現Ｊ２福岡）らを育て、９年ぶりのクラブ復帰を果たした永田監督は初の女子チーム指導で初陣勝利となった。

　５年ぶりの女王奪回を目指すＩＮＡＣ神戸は、なでしこジャパンＭＦ中島依美（２７）のゴールなどで日体大ＦＩＥＬＤＳ横浜に２―０と快勝。４年ぶり優勝を目指す浦和は２―０でノジマステラ神奈川相模原に勝った。その他の試合では、長野が２―１で新潟に勝ち、マイナビ仙台と千葉は０―０で引き分けた。