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信じて放ったポルディー弾!神戸、J1通算200勝達成

[ 2018年3月19日 05:30 ]

明治安田生命J1第4節   神戸2-0C大阪 ( 2018年3月18日    ノエスタ )

後半、2点目のゴールを決め喜ぶ神戸・ポドルスキ(手前)
Photo By 共同

 神戸はホームでC大阪に2―0で勝利した。前半34分にMF藤田直之(30)が先制点を挙げると、後半38分には元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が追加点。今季初白星を挙げ、昨年10月29日以来のリーグ戦勝利でJ1通算200勝で、15チーム目となる。

 やっと勝った。何より内容を伴った勝ち方だったからこそ喜びも倍増した。前半34分、FW大槻の左クロスを相手DFがはね返すと、そのボールに反応した藤田が右足ダイレクトでネットを揺らす。迎えた後半38分には、ポドルスキが中央へのカットインから左足を振り抜き、今季リーグ戦初ゴールでC大阪にとどめを刺した。

 「ああいう形のゴールは何度も決めてきたし、自分の左足を信じて振り抜いた。1―0は危ないスコアだから、一息つくことができたね」

 主将も担う背番号10は涼しい顔で振り返った。今季初白星は神戸にとってのJ1通算200勝。昨年10月29日の甲府戦以来となる7試合ぶりの勝利で、ノエスタで勝つのはポドルスキのデビュー戦だった同7月29日の大宮戦以来、実に約8カ月ぶりとなった。

 今季、チームとして掲げるのがボールを保持するポゼッション型であり、吉田監督の言う「相手を押し込むサッカー」。これまでは勝ちきれなかったものの、ポドルスキは「今までも悪いプレーをしていたわけではない」と語る。前節からセンターバックに入る韓国代表MF鄭又榮が後方から組み立て、今季初出場初先発となったFW大槻、そしてルーキーMF郷家が走力を生かす。全てでC大阪を上回った。この1勝には観戦した三木谷浩史会長もご満悦だ。2―4で敗れた3日の清水戦後は「残念でしたね」と言葉少なだったのに対し、この日は「良かったね」と笑顔を浮かべ、サムズアップポーズでスタジアムを後にした。トンネルを抜け、ここから上位を目指していく。

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