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本田 W杯へまだ“一歩”代表生き残りへ「6月まで前進する」

[ 2018年3月17日 05:30 ]

ツイッターで心境を語ったパチューカの日本代表FW本田
Photo By スポニチ

 19日からのベルギー遠征で昨年9月以来の日本代表復帰を果たした本田圭佑(31=パチューカ)が16日、自身の公式ツイッターを更新し、「一歩前進しただけ。サッカーに偶然はないし、6月まで一歩ずつ前進するだけ」と心境をつづった。

 日本サッカー協会は15日、代表26人を発表。本田も半年ぶりにリストに名を連ねた。かつてハリルホジッチ監督は「今の代表は本田を必要としている」と話し信頼を置いていたが現状の評価は右FWで久保裕也に次ぐ序列。会見で指揮官は「いつも(前線から下りて)足元にボールを持ってしまうのは駄目。やはり(相手の)背後にいてほしい」と本田の苦手とする部分を要求し、「このチャンスをつかんでほしい」とのメッセージを投げかけた。今回はW杯メンバー入りへテストの場を与えられたにすぎない。

 立場を理解するからこそ「サッカーに偶然はない」との言葉通り、自らを追い込んできた。パチューカで週2回は持久力と瞬発力を高めるための自主練習に励む。メキシコで視察した手倉森コーチには、「(代表に)呼んでもらいたい。そのためにやるしかない」と訴えた。全ては「集大成」と位置づけるロシアへの切符をつかむため。何度も逆境をはねのけた男は生き残りへ進化を続ける決意を示した。

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2018年3月17日のニュース