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鹿島 4・3上海で決める!本拠ドローもACL首位キープ

[ 2018年3月14日 05:30 ]

ACL1次リーグH組   鹿島1―1シドニーFC ( 2018年3月13日    カシマ )

シドニーFC戦の前半、競り合う鹿島・金崎(左)
Photo By 共同

 ACL1次リーグは各地で第4節の8試合が行われ、H組首位の鹿島は本拠地でシドニーFC(オーストラリア)と1―1で引き分けた。前半27分に左CKからFW金崎夢生(29)のヘディングシュートで先制したが、後半25分にクロスから失点した。それでも勝ち点8とした鹿島は、4月3日のアウェー上海申花(中国)戦に勝つか、引き分ければ6度目の決勝トーナメント進出が決まる。川崎FはメルボルンV(オーストラリア)に0―1で敗れた。 H組順位表

 白星は手から滑り落ちたが、決勝トーナメントは手の届くところにある。次戦の上海申花戦で引き分け以上なら、問答無用で16強入りが決定。日本代表DF昌子は「アウェーだけど、しっかり勝ってそこで決めたい」と力を込めた。

 先制点は前半27分の左CKからだった。キッカーのMFレオ・シルバは短くDF小田につなぐ。プロ初先発の19歳が「イメージ通りのボールだった」と山なりのクロスを上げると、相手DFがクリアミス。すかさずゴール左で待ち構えた金崎がヘディングでネットを揺らした。

 ところが後半25分、自陣の右サイドに展開されると、絶妙な左クロスから高さを使われて頭で決められた。昌子は「DFラインで(若い選手を)サポートできる役割もあると思ってた。だからこそ失点がもったいなかった」と開口一番振り返った。

 11日間で4試合を戦う過密日程の4戦目。10日に0―1で今季初黒星を喫したリーグ広島戦から先発8人を入れ替えて臨んだ。守備のリスク管理、「(全員が)足元でボールを受けにいってしまった」(昌子)という攻撃面、その両方に課題も残した一方で、厳しい日程でも勝ち点1はつかんだ。

 中4日で挑む敵地のリーグ鳥栖戦が終われば、代表ウイークに突入。修正の時間は十分にある。「勝たないとダメだったので残念な結果。頑張って切り替えて、次勝てるようにしたい」と金崎。次こそ決勝トーナメントの扉をこじ開ける。

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