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長崎、3戦連続でリード守り切れず…浦和とドロー

[ 2018年3月11日 08:08 ]

 明治安田J1第3節第1日は10日、各地で8試合が行われ、長崎はホームで浦和と1―1で引き分けた。前半44分にFW鈴木武蔵(24)がPKを決め先制したが、後半31分に同点に追い付かれた。リーグ戦2試合連続で勝ち点1を手にした一方、ルヴァン杯を含めて3戦連続でリードを守り切れず引き分けとなった。

 あと一歩…。この日も勝利の女神を振り向かせることはできなかった。長崎は昨年のACL覇者・浦和に善戦しながら前節の鳥栖戦に続くドロー。7日のルヴァン杯、神戸戦を含めれば、3戦連続でリードを追い付かれての引き分けとなった。

 前半は浦和ペースに握られた。正確なパスをつながれ何度もゴール前に迫られた。しかし、高木監督が「何度かやられそうな場面はあったが、体を寄せたりして自由なシュートは打たせなかった」と評したように全員が体を張って守った。

 守備に奮闘していたチームに大きなチャンスが訪れたのは前半終了間際の44分。MF翁長がペナルティーエリア内で倒されて得たPKを、FW鈴木がゴール右に決めた。待望の先制に1万5975人の観客の地鳴りのような歓声がスタジアムを包み込んだ。

 だが、追加点が奪えず、後半31分には左CKからFWズラタンに同点ゴールを決められた。J1初勝利はまたお預けとなったが、指揮官は「(浦和は)対戦したかった相手。結論からすれば満足している」と価値あるドローを強調した。

 DF徳永は「いいイメージで自信を持って戦えている」と明るい表情で話した。DF高杉主将も「体張って泥臭く。浦和相手にも守れたのが収穫」とチームの進化に手応えをつかみ、「まだ勝ちがないので14日のルヴァン杯に勝ってリーグ戦につなげたい」と意気込んだ。

 ≪高田明社長「次は勝ちますよ」≫長崎の高田明社長はこの日もスタジアムに駆けつけ観戦。ハーフタイムには、トークショーでマイクを握り盛り上げた。浦和とドローに終わった試合を見届けると「素人ながら、強くなっていると感じる。次は勝ちますよ」と笑顔で断言した。開幕前、評論家のほとんどが長崎の順位予想を降格圏としていたことに「逆にプレッシャーにならなくていい」と話し、「でもそれを裏切りたい」と力を込めた。

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2018年3月11日のニュース