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震災から7年…仙台見せた諦めない力!復興応援きずなマッチ引き分け

[ 2018年3月11日 05:30 ]

明治安田生命J1第3節   仙台1-1神戸 ( 2018年3月10日    ユアスタ )

前半シュートを放つ仙台・石原(左から2人目)
Photo By スポニチ

 各地で8試合が行われ、仙台はホームで神戸に1―1で引き分けた。11日で東日本大震災から7年。「復興応援きずなマッチ」と銘打たれた一戦で、MF菅井直樹(33)が0―1の後半41分に右クロスで、FW石原直樹(33)のゴールを演出し、引き分けに持ち込んだ。昨季15位の広島は鹿島に1―0で勝ち、開幕から3連勝した。

 仙台一筋16年。最古参の菅井が右足に復興への思いを込めた。0―1の後半28分から途中出場。同41分に右サイド突破からクロスを送ると、ジャーメインのシュートのこぼれ球から石原の同点弾が生まれた。「決めてくれという思いを込めてクロスを送った。最後まで諦めずに戦えた」と振り返り、震災から丸7年に関しては「いろいろな思いがあるので、自分の言葉では表せない」と説明。熱い気持ちをプレーで表現した。

 スタジアムでは「復興絆いち」を開催し、三陸の海産物など地域の特産品を販売。「防災ハンドブック」を配布するなどした。この日のメンバーで3・11を経験したのは菅井、富田、奥埜の3選手しかいない。昨年は3月11日に神戸と対戦して0―2で完敗。渡辺監督は「去年は選手に必要以上に大きなものを背負わせしまった。今年は“伸び伸びプレーしてこい”と送り出した。勝って被災地で困難な状況の方々に喜びを届けたかったが、心を動かすものは届けられたと思う」と視線を上げた。

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