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FC東京 クラブワーストタイの11戦勝ちなし DF張賢秀主将「地獄を見た」

[ 2018年3月10日 19:30 ]

明治安田生命J1第3節   FC東京0―2磐田 ( 2018年3月10日 )

 FC東京は磐田に0―2で敗れ、開幕3戦未勝利となった。前半38分にFW前田遼一が決定機をつくるもGKに阻まれ、後半7分に左サイドからMF中村俊輔にクロスを許し、MFアダイウトンにヘディング弾をねじ込まれて先制される。同44分にも一瞬の隙を突かれ、MFムサエフに追加点を許した。

 ロングボール主体の単調な攻撃は相手に対応され、CK11本と数多くあったセットプレーのチャンスでもネットを揺らせなかった。4―4―2から後半途中にトップ下にMF東慶悟を配置した4―2―3―1へ変更。攻撃のリズムが生まれたが、1点が遠かった。前田は「悔しい。切り替えて次に向かうしかない。セットプレーでいいボールが入ってきていたので、自分含め中の精度を上げていかないと」と振り返る。東は「もう1回、しっかり話して修正しないといけない。まだ始まったばかりなので巻き返したい」と語った。

 開幕3戦わずか1得点で1分け2敗。順位もJ2降格圏の17位にまで足を踏み入れた。昨年9月16日のリーグ仙台戦を最後に白星から遠ざかっており、05年7月のクラブワーストに並ぶリーグ11試合勝ちなしとなった。主将の韓国代表DF張賢秀(チャンヒョンス)は「自分たちは地獄を見た。その地獄からどう打開しようか考えている」と危機感を募らせた。長谷川監督は「勝敗を分けたのは先制点。先制できる場面はたくさんあった。セットプレーを含め、先制点が取れていれば、違う結果になりえた」と振り返り「なかなか点が取れていないのは確か。映像を見て、何がどうか判断して、次の湘南戦に準備したい」と話した。

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2018年3月10日のニュース