×

ハリルJ、W杯直前合宿地はインスブルック ロシアに近い気候

[ 2018年3月10日 05:30 ]

日本代表・ハリルホジッチ監督
Photo By スポニチ

 日本代表が6月14日開幕のW杯ロシア大会前にオーストリア・インスブルックで事前合宿を張ることが決まった。日本協会の西野朗技術委員長(62)が9日に都内で取材に応じ、ハリルジャパンの最終調整に言及。「日本を出発してからインスブルックでキャンプを張る。非常に環境が良い」と語った。6月12日の親善試合パラグアイ戦もインスブルックで開催する。

 宿舎、練習場はインスブルック近郊のゼーフェルトになる。6月の平均気温は16・1度。W杯期間中にベースキャンプを張るカザンの6月の平均気温は18・1度で、日本協会関係者は「ロシアと気候が似ている」と説明した。標高は約1100メートル。10年W杯南アフリカ大会は標高約1800メートルのスイス・ザースフェーで事前合宿を張り16強に進出した。14年W杯ブラジル大会はビーチリゾートのクリアウォーターで最終調整を行い、1次リーグで惨敗。“山合宿”は縁起も良い。

 日本代表は5月30日に日産スタジアムで壮行試合(相手未定)を行い、インスブルックへ移動。6月8日にスイス・ルガノでスイスと親善試合を行う。パラグアイ戦後にカザンに入り、同19日のW杯1次リーグ初戦コロンビア戦(サランスク)に備えることになる。

 ▼インスブルック 人口約13万人。面積は約105平方キロで山手線の内側と同程度。チロルチョコの由来にもなったチロル州の州都でもある。ウインタースポーツの聖地とされ、64、76年に冬季五輪、84、88年には冬季パラリンピックを開催している。オーストリア2部FCヴァッカー・インスブルックの本拠地。長野県大町市と姉妹都市。

続きを表示

2018年3月10日のニュース