高倉なでしこ　カナダに完敗…アルガルベ杯２年連続６位

　国際親善大会アルガルベ杯（ポルトガル）の５、６位決定戦が７日に行われ、なでしこジャパン（世界ランク９位）はカナダ（同５位）に０―２で敗れた。格上の相手に力負けし２年連続の６位。今後は４月１日にガーナとの国際親善試合を行い、１９年女子Ｗ杯フランス大会予選を兼ねた女子アジア杯（ヨルダン）に挑む。

　強豪にねじ伏せられた。高倉監督は「シュートがほとんど打てなかったのは残念。肉体的な強さやスピードで世界との差は否めない」と完敗を認めた。

　前半２０分に相手のシュートはＭＦ中島の手に当たり、主審の判定を気にした隙を突かれ失点。後半５分にはＧＫ山下とＤＦ熊谷が連係ミスし、追加点を許した。攻撃ではカナダのプレスに苦しみ、シュートまで持ち込むことが難しかった。

　２―６と大敗した１次リーグ初戦のオランダ戦同様、球際で競り負ける場面が目立つなど課題が浮き彫りとなった。Ｗ杯予選を兼ねた女子アジア杯まで１カ月。高倉監督は「ただ転ぶだけで終わるつもりはない。必ず起き上がって予選に向かいたい」と立て直しを誓った。