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鄭大世 今季1号!清水に“静岡ダービー”4年半ぶり勝利呼ぶ

[ 2018年3月8日 05:30 ]

ルヴァン杯1次リーグB組   清水1―0磐田 ( 2018年3月7日    アイスタ )

<清水・磐田>後半3分、先制点を挙げた清水FW鄭大世(右から2人目)
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 今季最初の静岡ダービーがルヴァン杯初戦として行われ、清水が磐田を1―0で下した。公式戦では13年10月27日のリーグ戦以来となる白星。FW鄭大世(チョンテセ=34)の今季1号が決勝点となってアイスタ1勝を呼び、ダービー連敗を3で止めた。

 試合終了の笛が鳴ると、清水サポーターは総立ちで歓喜した。リーグ戦前節・神戸戦(3日)から先発11人を総入れ替え。昨季の主力ながら今季はケガで出遅れたMF清水航平(28)、MF六平光成(27)らが復帰。度重なるケガに苦しんだGK西部洋平(37)が703日ぶりに先発した。

 3連敗の雪辱へ、メンバーは整っていた。均衡を崩したのは、やはりエース。後半3分、移籍後初先発となったMF楠神順平(30)の右サイドからのFKに鄭大世が頭で合わせて先制。プレシーズン中の練習試合では4戦5発と好調を維持していたが、今季加入したFWクリスラン(25)ら攻撃陣の定位置争いが激化したことでリーグ2戦はベンチスタートだった。「今は短い時間で(良いプレーを)見せることも必要。積み重ねです。得点でもそれ以外でもできることをアピールしたい」と思いを結果に出した。

 約2年ぶりに公式戦でゴールを守った西部も無失点で勝利に貢献。これで磐田戦は18戦7完封。後半28分には相手FWの強烈なシュートを止めるファインセーブを見せた。離脱しながらもJ2を戦った16年、残留を争った17年と仲間を陰で支え「ケガをしていてもチームのためにやることがあったからブレずに貫けた」と、心の強さを試合で発揮した。

 チームとしても収穫のある1勝。新人DF伊藤研太(18)が左SBで先発し、MF滝裕太(18)、FW高橋大悟(18)も途中出場でプロデビューを果たした。2戦負けなしと好調のリーグ戦につながる底上げと層の厚さを示した。

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2018年3月8日のニュース