ＦＣ東京１６歳ＦＷ久保　トップチーム公式戦初のフル出場も「最後決めきれなかった」　

ルヴァン杯１次リーグ第１節   ＦＣ東京０―１横浜 （ 2018年3月7日    ニッパツ ）

　ＦＣ東京のＦＷ久保建英（１６）がトップチーム公式戦初のフル出場を果たした。７日のルヴァン杯横浜戦で４―４―２のトップ下として先発。前半１分にいきなりペナルティーエリア内から左クロスで好機を演出した。後半９分にはドリブル突破から飛び出たＧＫの背後を狙ってロングシュート。同２２分には２０メートル超の位置から直接ＦＫでゴールを狙った。同４３分にはドリブルで持ち運び、攻め上がったＤＦ丸山へスルーパスし、決定機をつくった。

　持ち味を見せながらも、チームは０―１で敗北。試合後に久保は「何回かいい形で攻撃できたが、あと一歩で決めきれず悔しい結果になった。自分もある程度やれたけど、最後のところで決め切れなかった。それが非常に痛い。力不足だった」と悔しさをにじませた。

　今季はリーグ２試合に途中出場。着実にプレー時間を増やしている。久保について問われた長谷川監督は「今日は非常にタフにプレーした。疲れてミスが多くなったが、チームの勝利のために戦う姿勢を見せてくれた。今日の建英は非常に素晴らしかった」と語った。