長谷川＆岩渕弾！なでしこ　終盤２発でデンマーク撃破

デンマーク戦で先制点を挙げ、喜ぶ長谷川（右から２人目）ら
Photo By 共同

　国際親善大会アルガルベ杯（ポルトガル）の１次リーグ最終戦が５日に行われ、なでしこジャパン（世界ランク９位）はデンマーク（同１２位）を２―０で下した。終盤にＭＦ長谷川唯（２１＝日テレ）、ＦＷ岩渕真奈（２４＝ＩＮＡＣ神戸）のゴールで快勝。Ｃ組２位の日本は７日の５、６位決定戦でＢ組２位のカナダ（同５位）と対戦する。

　終盤に力強さを発揮した。２勝１敗で１次リーグを終え、高倉監督は「我慢の試合だった。粘り強くプレーしてくれたことが全て」と内容を評価した。

　昨年の欧州選手権で準優勝したデンマーク相手に試合を優位に進めた。荒れたピッチも、ＤＦ熊谷主将が「足場が悪いだけでボールは転がった」と話したように、自慢のパスワークは乱れなかった。後半３８分にＦＷ横山のシュートのこぼれ球に長谷川が詰めて先制すると、後半アディショナルタイムに岩渕がダメ押しのＰＫを決めた。

　初戦のオランダ戦は６失点で大敗。試合後、選手だけで守備戦術を再確認したという。岩渕は「あの負けがあったから見直せた」と手応えを口にした。