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小笠原 リーグ半年ぶり先発へ!“魂注入”でG大阪戦必勝だ

[ 2018年3月2日 05:30 ]

紅白戦で主力組に入り、前線にパスを送る鹿島MF小笠原
Photo By スポニチ

 鹿島は3日、ホーム開幕のG大阪戦に臨む。今季リーグ戦初白星を狙う一戦で、プロ21年目の主将・MF小笠原満男(38)が先発する可能性が高まった。リーグ戦の先発は昨年8月26日のC大阪戦以来、約6カ月ぶり。前節は敵地で清水と対戦しスコアレスドロー。昨季の終盤からリーグ戦3戦連続で白星のないチームに、“闘魂”を注入する。

 リーグ戦のピッチに“闘将”が立つ。大雨の影響で約1時間半遅れて始まったこの日の練習。紅白戦の主力組には、小笠原が入った。公式戦の先発は、昨年10月25日の天皇杯準々決勝・神戸戦以来。リーグ戦は昨年8月26日以来、約半年ぶりだ。

 足りないものを埋める力がある。前節の開幕・敵地清水戦。前半は清水の気迫が上回り、球際で負けて劣勢を強いられた。ハーフタイムには、気持ちの弱さを指摘する大岩監督の厳しい言葉が飛んだ。後半は立て直したが、V逸した昨季の終盤2戦に続くスコアレスドロー。MF三竿健らは「言われる前にやらなくちゃいけない」と反省していた。

 勝つことに誰よりも執着する主将の投入は、選手にも影響を与える。「戦術どうこうより、一番大事なのは“勝ちたい”という気持ち。それを奮い立たせてくれるのが満男さんという存在」。MF遠藤の言葉が小笠原という価値を物語る。

 ダブルボランチを組むことが予想されるのは、17歳年下の三竿健。ボランチでそろって先発した公式戦は6戦全勝という好データもある。勝つことの意味、勝つことへの執着を誰よりも知るプロ21年目。昨季はタイトル逸脱の瞬間をベンチで見守り、涙を流した。ピッチに立ち、全身で“闘魂注入”する。

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2018年3月2日のニュース