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同僚・森岡と一緒にW杯出るぞ 2人で5発!!テオドルチュク会心ハット

[ 2018年2月27日 09:10 ]

ベルギーリーグ・第28節   アンデルレヒト5-3ムスクロン ( 2018年2月25日 )

PKを決めるアンデルレヒトのFWテオドルチュク
Photo By ゲッティ=共同

 ベルギー1部アンデルレヒトの日本代表MF森岡亮太(26)が移籍後初得点を含む2ゴールを挙げた25日のムスクロン戦で、同僚のポーランド代表FWウカシュ・テオドルチュク(26)がハットトリックをマークした。テオドルチュクは昨季22得点でリーグ得点王に輝いたが、今季は前節まで4得点。1月に加入した森岡のサポートを受け、6月14日に開幕するW杯ロシア大会でのメンバー入りに向けて復調を猛アピールした。

 W杯ロシア大会1次リーグ最終戦で日本と激突するポーランドの点取り屋が、復活ののろしを上げた。森岡の同僚FWテオドルチュクが、今季初の複数得点となる3得点を記録。1―0の前半ロスタイムに森岡が獲得したPKを右足で力強く蹴り込むと、後半に左クロスを頭で、さらに右折り返しから左足で追加点を挙げた。地元情報サイトのフットボール・ベルギーは「テオドルチュクが突然、生き返った」と報じた。

 試合後、森岡が「去年(昨季)凄く点を取った。今年はあまり良くない」と語ったように、昨季リーグ得点王のエースは苦しんでいた。ケガや体調不良もあり前節までわずか4得点(21試合)。森岡がお膳立てしたPK弾がリーグ5戦ぶりの得点だった。森岡も「チームにとって凄く良い事」と、喜んだ。

 テオドルチュクは1メートル85のセンターフォワード。「凄く強い選手。裏にも動いてくれるし、安心してボールを預けられる」(森岡)という万能型だ。ポーランドは代表歴代最多51得点を誇るFWレバンドフスキ(バイエルンM)が絶対エースに君臨。「いつでも出られる準備をしておかなくては」とW杯予選でスーパーサブの役割を担ったテオドルチュクは、FWミリク(ナポリ)らとメンバー入りを争う形だ。森岡とテオドルチュク。今季残り3カ月で活躍すれば、ロシアで同僚対決が実現するかもしれない。

 ◆ウカシュ・テオドルチュク 1991年6月3日、ポーランド・ジュロミン生まれの26歳。10年にポーランド1部ポロニア・ワルシャワでプロデビューし、13年に同レフ・ポズナンに移籍。14〜17年にウクライナ1部の名門ディナモ・キエフでプレーし、16年にアンデルレヒト加入。ポーランド代表は通算14試合4得点でW杯ロシア大会欧州予選は5試合無得点。1メートル85、79キロ。利き足は右。

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2018年2月27日のニュース