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C大阪 意地のドロー発進、土壇場に柿谷も好機生かせず反省

[ 2018年2月26日 05:30 ]

明治安田生命J1第1節   C大阪1―1横浜 ( 2018年2月25日    ヤンマー )

後半41分 横浜GK飯島(左)をかわして同点ゴールを決めるC大阪FW柿谷
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 2018年の明治安田生命J1リーグは25日、ヤンマースタジアム長居などで4試合が行われ、C大阪はホームで横浜との開幕戦を迎え、1―1で引き分けた。1点を追う後半41分、相手のクリアミスから抜け出したFW柿谷曜一朗(28)が右足で決め同点。土壇場でドローに持ち込み勝ち点1を得た。昨季王者の川崎Fは3―0で磐田に勝利し白星発進を飾った。

 意地の同点弾だった。C大阪がホームで迎えた開幕戦。前半17分に奪われた1点を追い続け、迎えた後半41分だった。右サイドにいたMFソウザから中央へパスが入ると、相手DFがクリアミス。これを見逃さなかった柿谷が抜け出し、右足でシュートを沈めた。土壇場で生まれた今季リーグ1号。勝ちきれなかったが、負けなかった。

 「(横浜が)変則的なボール運びの仕方をしていて、チャンスをつくれなかった。その中で、僕も含めて何回かチャンスがあった。申し訳ない」

 背番号8からは反省の言葉が漏れた。昨季に公式戦で4戦4勝だった横浜。だが、今季から監督が代わり、システムも含めて戦術は大きく変わった。前半からボールを保持できず、流れの中から好機を生み出せない展開は続いた。

 その状況を打破したのが、ベンチでウズウズしていたMFソウザだった。「(ピッチに)もっと早く入りたい気持ちだった。負けていたから“何かをやってやろう”と思っていた」。ACLとの過密日程の影響もあり、後半31分から途中出場。さっそく持ち味の推進力を発揮すると、同点弾の起点となった。この働きには「流れを変えてくれた」と柿谷も最敬礼だった。

 ただ、日本代表MF清武が負傷離脱中の攻撃陣は、前半から呼吸が合わないシーンが何度も見られた。そして前半ロスタイムに柿谷、後半11分に日本代表FW杉本が決定機を逃したように、チャンスを確実に決めることも今後への課題だ。

 「多くのチャンスを決めきれなかったのが引き分けた理由。今年、質を向上させようとしている中、まだまだ努力する必要がある」と尹晶煥(ユンジョンファン)監督。内容も結果も追い求める今季。ギリギリで勝ち点1を得た一戦から、長いシーズンが始まった。

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