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長崎 惜敗も手応え!J1初陣ゴールに高田社長「十分戦える」

[ 2018年2月25日 05:30 ]

明治安田生命J1第1節   長崎1―2湘南 ( 2018年2月24日    BMWス )

<湘南・長崎>試合前、長崎・高木監督(左)と激励の握手をかわす高田社長
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 明治安田生命J1リーグは24日、各地で4試合が行われ、J1初昇格の長崎は復帰した湘南に1―2で敗れた。前半16分にチームJ1初得点となるDF田上大地(24)のゴールで同点としたが、後半に勝ち越しを許した。3月3日の鳥栖とのホーム開幕戦でJ1初勝利を目指す。磐田―川崎Fなど残り4試合は、25日に行われる。

 J1での第一歩で歴史を刻む初勝利はならなかった。1―2の惜敗。高木監督は「負けたので悔しい。それだけです」と悔しさをにじませた一方で、「いい準備と攻守の切り替え、球際の部分はできていた」と手応えもつかんでいた。

 指揮官が「最初の15分は大事」と警戒した通り、前半8分に右サイドを突破されて先制を許した。「インサイドに入られて股を通されてしまった」とDF田上。J1の洗礼を浴びたが、すぐ挽回のチャンスは巡ってきた。

 前半16分、FWファンマが倒されてFKのチャンスを得る。MF前田のFKをDF高杉がヘディング。はね返りを田上が頭で押し込んで、記念すべきJ1初得点が生まれた。だが、後半35分に勝敗を決めた痛恨の失点はその田上のファウルからだった。田上は「J1でのチーム初ゴールはうれしいけど…。いい思いも、悪い思いもした開幕戦になった」と振り返った。

 昨季、クラブの経営難を救ってJ1初昇格を支えたジャパネットホールディングス創業者の高田明社長は「長崎が(J1で)十分に戦っていけると思った。37試合の中のまだ1試合です」と今後に期待を寄せた。この日は長崎県庁でのパブリックビューイングに約800人が集まり、「大きな期待を感じる。もっと頑張らないといけないな」と引き締めていた。

 次戦は3月3日、鳥栖とのホーム開幕戦。田上は「長崎の方を笑顔にできるよう頑張る」と意気込み、高木監督も「ミスを減らし、判断とスピードを上げたい」と初勝利を見据えていた。

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2018年2月25日のニュース