×

J2徳島 開幕戦で大杉さん偲び記帳所「これからも共に歩みを進めることが出来ると…」

[ 2018年2月22日 15:54 ]

急逝した大杉漣さん
Photo By スポニチ

 サッカーJ2の徳島ヴォルティスは22日、急性心不全のため21日に急死した俳優の大杉漣さん(享年66)を偲び、今月25日にホームで行われる今季開幕戦「徳島ヴォルティス―ファジアーノ岡山戦」(午後2時キックオフ)で記帳所を設置すると発表した。

 徳島県小松島市出身の大杉さんは前身の大塚製薬時代から熱心にチームを応援。関東近県のアウェー戦のみならず、徳島のホームや遠方のアウェー戦にもスタジアム観戦に駆けつける熱烈なサポーターとして知られ、昨年5月13日の岐阜戦ではホームで花束贈呈も行っていた。

 クラブは公式サイトで「昨日、俳優の大杉漣さんが急性心不全のためご逝去されました。心よりご冥福をお祈り申し上げます」と哀悼の意を表した上で「徳島ヴォルティスでは、2月25日(日)ファジアーノ岡山戦にて記帳所を設置いたします」と発表した。

 試合は午後2時キックオフだが、記帳所を設置する場所や時間等の詳細は未定で、決まり次第発表するとしている。クラブが発表した追悼文は以下の通り。

 大杉漣さんにはクラブの前身である大塚製薬サッカー部時代から、地元のクラブである徳島ヴォルティスに熱い想いを寄せて応援していただいておりましたことに深く感謝申し上げます。

 昨シーズンのFC岐阜戦では、初めてピッチレベルで両チーム・主審に花束を贈呈いただきました。この日もお仕事ではなくオフを利用してスタジアムにお越しいただき「サポーターを代表して」とおっしゃっていたお姿に徳島ヴォルティス、そしてサッカーへの愛を感じるところでありました。今シーズンへの期待もしていただいており、これからも共に歩みを進めることが出来ると思っておりました。

 俳優としてのご活躍やサッカーを楽しまれているところでの突然のことに、本当に驚いております。ご家族のお悲しみは、計り知れないものとお察しします。また我々をはじめ徳島ヴォルティスに関わる人々、そしてサッカーを愛する人々も深い悲しみに襲われています。

 謹んで哀悼の意を捧げるとともに、大杉漣さんの徳島ヴォルティスへの熱い気持ちを胸に、今週末に開幕する2018シーズンを徳島ヴォルティスに関わる全ての皆さんと一丸となって戦い、シーズン終了後には良いご報告が出来るように全力を尽くす所存です。

 慎んでご冥福をお祈り申し上げます。

続きを表示

2018年2月22日のニュース