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【J1キーマン・磐田】MF山田 左足癒えた 再起へ始動から絶好調

[ 2018年2月12日 11:00 ]

シーズン始動から好調を維持する磐田MFの山田(右)
Photo By スポニチ

 ドイツから復帰2季目の元10番が輝きを取り戻す。MF山田大記(29)が今季上々のスタートを切った。キャンプ中の練習試合で2戦連発。1月31日の東海大熊本戦はトップ下、2日の鹿屋体大戦はボランチで出場しゴールを決めた。

 始動から見せる好パフォーマンスには、名波浩監督(45)が「良すぎて怖い」と心配するほど。ただ、山田自身は「そんなに自分がいいとは思わない。これからもっと状態を上げていく」と、まだ伸びしろは十分だ。

 昨年8月に独2部カールスルーエから3年ぶりに磐田に復帰。かつての背番号10の帰還にファンの期待は大きかった。ただ左足の故障もありリーグ戦出場は5試合止まり。オフは「旅行に行ったりボールをほとんど蹴らなかった」と休養に専念した。昨季の反省をしっかりと生かしたことが好発進の要因だ。

 「ここまでは足の不安なくやれている。自分にしか出せない色でチームに貢献していきたい」。チームの目標であるトップ5(5位以内)入りへ、好調を維持したままシーズンを走り切る。 (加賀田 篤)

 ◆山田 大記(やまだ・ひろき)1988年(昭63)12月27日、浜松市生まれの29歳。藤枝東高から明大に進み、11年に磐田に入団。1年目から背番号10を託され主力として活躍した。13年7月の東アジア杯・オーストラリア戦で代表デビュー。14年7月にドイツ2部カールスルーエに完全移籍。1メートル73、69キロ。利き足は右。

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2018年2月11日のニュース