なでしこ高倉監督「Ｗ杯予選に向かって力強く戦ってきたい」アルガルベ杯メンバー発表

アルガルベ杯メンバー発表会見で笑顔の高倉監督
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　日本サッカー協会は９日、アルガルベ杯（２月２８日〜３月７日、ポルトガル）に出場する女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバーを発表し、なでしこリーグ３年連続ＭＶＰのＭＦ阪口夢穂（３０＝日テレ）や昨年の同大会で怪我により途中離脱した有吉佐織（３０＝日テレ）ら２３選手が選出された。サイドバックが本職の有吉だが、高倉麻子監督（４９）の意向で今回はＭＦ登録での招集となった。日本は２月２８日にオランダ、３月２日にアイスランド、同５日にデンマークと対戦。７日に順位決定戦を戦う。

　来年フランスで開催されるワールドカップ（Ｗ杯）のアジア予選（ヨルダン）を４月に控える高倉監督は「チームを成熟させるためにも”このメンバーで戦っていく”というメンバーにした。海外組を久しぶりに呼べるので細部を詰めることができる。４月のＷ杯予選に向かって力強く戦ってきたい」とコメント。

　国内組だけで臨んだ昨年１２月のＥ―１選手権（旧東アジア杯）では準優勝に終わったが、「毎回優勝すると言って結果が伴わず、嘘ばっかり言っていると私自身思っているんですけど」と苦笑いを見せつつ「負けることによって選手が（いろいろなことを）深く感じていることを目の当たりにしている」と話した。

　今回招集されたなでしこジャパンのメンバーは以下の通り。

　【ＧＫ】２１山根恵里奈（ベティス）、１池田咲紀子（浦和）、１８山下杏也加（日テレ）

　【ＤＦ】３鮫島彩（ＩＮＡＣ神戸）、２宇津木瑠美（シアトル・レイン）、４熊谷紗希（リヨン）、１７高木ひかり（ノジマステラ神奈川相模原）、２３大矢歩（愛媛）、２０三宅史織（ＩＮＡＣ神戸）、２２清水梨紗（日テレ）、５市瀬菜々（マイナビ仙台）

　【ＭＦ】１０阪口夢穂（日テレ）、６有吉佐織（日テレ）、７中島依美（ＩＮＡＣ神戸）、１２猶本光（浦和）、１９増矢理花（ＩＮＡＣ神戸）、１６隅田凜（日テレ）、１４長谷川唯（日テレ）

　【ＦＷ】１３櫨まどか（マイナビ仙台）、１５菅沢優衣香（浦和）、８岩渕真奈（ＩＮＡＣ神戸）、９横山久美（フランクフルト）、１１田中美南（日テレ）※名前の前の数字は背番号