G大阪・倉田秋 W杯イヤーへの覚悟「今年は取れるだけ取る」

[ 2018年2月7日 09:45 ]

倉田秋
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 G大阪の日本代表MF倉田秋(29)が6日、単独インタビューに応じた。レヴィー・クルピ新監督(64)を迎えた新生ガンバ、W杯ロシア大会に臨むハリルジャパンについて。昨年、生涯の伴侶を得たテクニシャンは来たるべき18年シーズンに何を思うのか。

 現メンバーでは唯一、クルピ監督の指導を受けた経験がある。C大阪に期限付き移籍していた11年。キャリアハイの10得点を挙げ急成長を遂げた。それから7年。久々の再会となった倉田は、あの当時と変わらない印象を受けたという。

 「もうちょっと変わっているかなと思ったけど全然変わっていない。戦術とかチームの雰囲気とか。監督がやろうとしていることは大体、理解している。というか思い出してきている」

 初実戦となった4日の練習試合・京都戦では「クリスマスツリー」と呼ばれる4−3−2−1システムで臨んだ。主力組は0−0のドローに終わったがシャドーの位置に入った倉田は好印象を抱いた。

 「やっている方は面白かった。見る方も去年以上に面白くなると思う。自分のやりたかったことができるポジション。守備での決まり事はあるけど、サイドに流れろとかはない。それは攻撃のところでパワーを使えという意味。オレやヤット(遠藤保仁)さんがゴールを取らないと、1トップ頼みでは厳しいんで。やらなアカン」

 昨年は10得点をノルマに掲げたが8得点。シーズン後半は得点が伸びなかった。その反省も今季は生かす。

 「今年は取れるだけ取る。数字の目標は掲げない。意識はなかったけど頭の中でどこかに10得点というのがあった。頭から離れなかった時期もある。自分の邪魔になった。1試合で得点なりアシスト、勝利に絡むようにしたい」

 そしてクラブだけではなく、今年はW杯ロシア大会が開催される。昨年は国際Aマッチ8試合出場で初得点を含む2得点。だがハリルジャパンについて、意外な思いを抱いているという。

 「正直、ロシアは全く見えていない。去年は代表に行くたびに不安になった。代表は普通にやれる選手ばかり。そこで自分の特徴を出せたかどうか…。(初得点となった)ニュージーランド戦のゴールは良かったけど、出たのは5分だけ。次のハイチ戦も得点とったけど内容は良くなかった。いつも代表が終わると“次は呼ばれないやろうな”という気持ちだった。名前を呼ばれて“入れたんや”という感じ」

 ただ同時に「でも…」と続ける。

 「不安があったから、それを解消するために色んなことに取り組めた。体脂肪や体づくり、能力向上。突き詰めていく意識はでてきた。不安があって良かったと思う」。

 その一助を担ったのは、他でもない昨年入籍した新妻だ。食事ではササミや赤身など脂分が少なく、タンパク質を多めに摂取できる料理を作ってくれるという。体脂肪は9%前後をキープし、体重は2キロ増。理想的なボトムアップに成功した。また自力でこなさなければならなった家事雑用の負担も軽減。その分「サッカーに集中できるようになった」。今まではあまり見ていなかった海外サッカーを視聴する時間もできるようになった。ストレッチや筋トレなども含めて、自己鍛錬の時間に使うようになった。「家ではリラックスさせてもらっている。オン、オフの切り替えができるのも大きい」と感謝してもしきれない。

 W杯はどういう舞台なのか。一度もその舞台に立ったことがない倉田にはイメージが沸かない。しかし3度のW杯出場をした遠藤からはこう言われたという。

 「“ベスト16に入ったW杯南ア大会で、人生が変わった。サッカーファンじゃない人にも顔を覚えられた”と言っていた。W杯はそれくらい影響のある大会なんだと思う。でもオレは先のことを考えると、グチャグチャになるタイプ。最後に選ぶのは向こう(ハリルホジッチ監督)。もちろんW杯に出られれば最高だし、出れなくても“仕方ない”くらいの気持ちでいる方が良い。1つ1つ、やっていくだけ」

 選ばれるかどうかは今季のパフォーマンス次第。まずはG大阪で結果を残し、人生を変える一大イベントへの可能性を高めていく。

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