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長谷部、欧州W100戦出場!ボルフスに続きフランクでも節目

[ 2018年1月28日 05:30 ]

ブンデスリーガ・第20節   フランクフルト2―0ボルシアMG ( 2018年1月26日 )

<フランクフルト・ボルシアMG>後半、競り合う長谷部(左)
Photo By 共同

 日本代表MF長谷部誠(34)がフランクフルトでのリーグ通算100試合出場を達成した。26日のボルシアMG戦に3バックの中央でフル出場し2―0の勝利に貢献。08〜13年に所属したボルフスブルクでもリーグ通算135試合に出場しており、欧州主要リーグの複数クラブで3桁出場は日本人初の快挙となった。

 ドイツに渡り11年目を迎えた長谷部が金字塔を打ち立てた。欧州主要リーグでの複数クラブでの100試合出場は、日本人初の快挙。1クラブでの100試合出場も奥寺(ブレーメン)、長友(インテル・ミラノ)、香川(ドルトムント)、吉田(サウサンプトン)ら11人しかいない。節目の一戦を白星で飾り「前半から良いゲームができていた。ゼロ(失点)に抑えられたのは非常にうれしい」と笑顔を見せた。

 相手がPKを失敗する幸運もあり、チームは昨年8月20日の開幕戦以来の無失点。主将を務めた長谷部は3バックの中央でフル出場し、安定感を見せた。本職はボランチだが今季の主戦場はリベロ。08〜13年に所属したボルフスブルク時代にはサイドハーフやサイドバックも経験した。新たな勲章は複数ポジションを高いパフォーマンスでこなせる証でもある。

 昨年3月に右膝を手術。今季の前半戦は離脱を繰り返したが、冬季中断明けのリーグ再開から3試合連続フル出場となった。「膝が良くなったので、それに伴いコンディションも上がっている。リバウンドも痛さもない」。昨年末には日本代表のハリルホジッチ監督からパリの膝の専門医を紹介され、患部の状態をチェックしている。膝の不安が薄れつつあることは、6月14日開幕のW杯ロシア大会に向けても朗報だ。集大成となる自身3度目の世界舞台に向け、心も体も整いつつある。

 ≪“4年以上レギュラー”の証≫長谷部が所属2クラブ目の通算100試合出場を達成。日本人の欧州リーグ1、2部通算200試合以上出場は計7人いるが、2クラブでの出場100試合達成は長谷部が初めて。1クラブでの達成も長谷部の2回を含めても過去に11人12回しかない。1つのクラブで移籍をせずに4年以上はレギュラーとしてプレーしなくては達成できないだけに価値は高い。

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2018年1月28日のニュース