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カズ「必死」初心回帰51歳シーズン 練習に初合流

[ 2018年1月25日 05:30 ]

はつらつとしたプレーをみせる横浜FCのカズ
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 J2横浜FCのFW三浦知良(50)が24日、横浜市内での練習に初合流した。プロ33年目、50歳のカズが掲げたテーマは「初心」。戦術や技術よりも、まずは“戦う気持ち”に重きを置くことを約束した。新加入で京都時代の同僚、元日本代表MF松井大輔(36)も合流した。

 これが不屈の「カズ魂」だ。まだ雪も残るピッチ半分を使った実戦形式。カズは1対1の局面で、ゴール前で、激しいデュエルを見せた。「どうしても技術、戦術が先に来るけど勝負事の根本は気持ちだと思うんです。あの頃は本当に必死だった。僕自身、初心に帰って戦いたい」。18年の所信表明だった。

 カズの言う「あの頃」とは93年5月の開幕戦、Jリーグが産声を上げた頃を指す。「何とかサッカーを見てほしくて必死だった」。四半世紀を経てクラブ数は10→54へ、劇的な発展を遂げた。だが根本を忘れてはならない。Jリーグ25周年を迎えた今、カズは原点に立ち返っていた。

 今年6月にはW杯も待つ。「永遠の夢。今、日本代表レベルの実力はないので、少しでもそのレベルに近づきたい」とカズ。年末年始のグアム自主トレでは近年で最も走り込んだ。横浜での練習も初日からエンジン全開。自然と力が入った。

 この日は京都時代の00年に、遠藤保仁や朴智星(パクチソン)(元韓国代表)らと一緒に寮生活を送った松井も合流。早速、2ショットを披露すると「で、朴智星はいつ来るの?」とカズ。すかさず「引退してます」と松井。軽妙なボケとツッコミで笑わせる場面もあった。50歳、前人未到のプロ33年目に突入したカズが初心に帰って本格始動した。

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