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香川 代表復帰アピール!千金同点弾がブンデス敵地2万点目

[ 2018年1月21日 05:30 ]

ブンデスリーガ   ドルトムント1―1ヘルタ ( 2018年1月19日 )

<ヘルタ・ドルトムント>後半、サンチョのクロスを倒れ込みながら頭で合わせた香川(左端)。リーグ史上2万点目のアウェーゴール
Photo By 共同

 ドルトムントのMF香川真司(28)が19日、敵地のヘルタ戦で歴史的ゴールを決めた。1点を追う後半26分、ヘディングで決めた一撃はブンデスリーガ史上、アウェーチームが決めた通算2万点目のメモリアル弾となった。試合は香川のゴールで追いついたドルトムントが1―1のドローに持ち込んだ。

 香川が、歴史に名を刻むメモリアルな一撃を決めた。0―1で迎えた後半26分だ。右ファーサイドで完全にフリーの状態。右手を上げ、クロスを呼ぶ。次の瞬間、得意とは言えないヘディングで相手ゴールに突き刺した。「うまく来ましたね。ボールが良かった」。今季4得点目に表情を緩めた。

 この得点がブンデスリーガ史上、アウェーチームが決めた通算2万点目となった。この日の香川はチーム最多のシュート3本。走行距離12・21キロもボールタッチ数103回も最多だった。「最後の部分で精度が足りていないだけで…。前後半を通していいリズムでやれている時間はある」と香川。まさに必然のメモリアル弾だった。

 絶対的エースのFWオーバメヤンが移籍問題に揺れ、メンバーを外れた。「オバが出てないので、そこを埋めるのは時間がかかる。やり続けるしかない」と話す。その窮地を救ったのが香川だ。スポーツ専門局ESPN、英紙デーリー・メールなどがいずれも香川に最高点の評価。「香川が救った」という論調が大半だった。

 昨年11月に欧州遠征した日本代表からは落選した。6月のW杯ロシア大会に臨む日本代表メンバー23人の当落線上にいる。「ケガに注意を払いながら一日一日を過ごしたい。その先にW杯が必ずあると思っている」と話していた。試合は1―1のドローに終わったがひときわ輝きを放った香川。ロシアを目指す上でも絶好のアピールになった。

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2018年1月21日のニュース