札幌　ＦＷヘイス残留決定　複数クラブからオファーも…クラブに意思伝達

札幌残留が決まったＦＷヘイス
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　Ｊ１札幌のＦＷヘイス（２８）が今季もチームに残留することが８日、決定した。クラブは前日に広島からＦＷ宮吉拓実（２５）、この日は京都からＧＫ菅野孝憲（３３）の加入を発表。これで最後のピースがそろい、Ｊ１定着を目指す今季の戦力が整った。

　ヘイスはＪクラブを含めた複数クラブからオファーを受けていたが、代理人を通じてこの日までに札幌に残留する意思をクラブに通達。三上大勝ＧＭは「大切な戦力。彼がいることで攻撃のオプションは広がる。うちにとっては良かった」と残留を喜んだ。

　昨季は右膝のケガの影響もあって１２試合の出場にとどまったものの６得点。夏前にチームに合流すると、その卓越した技術と決定力で救世主となった。８月１９日の川崎Ｆ戦（等々力）から３試合連続ゴールなど、４度の決勝弾でチームを勝利に導き、チームに勢いを与えた。シーズン中盤の踏ん張りはヘイス抜きには語れず、クラブの１６年ぶりのＪ１残留に大きく貢献した。

　チームは今季へ向けて新戦力を補強してきたが、札幌３年目でチームをよく知るヘイスの残留はクラブにとって朗報。現在は母国ブラジルに滞在するヘイスは、１２日の全体練習初日に合わせて１１日に来日する予定だ。