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“ハリルの方程式”だ!18年初戦はW杯不出場国、強豪回避して戦術確認

[ 2017年12月30日 06:30 ]

W杯イヤー初戦へ挑む日本代表のハリルホジッチ監督
Photo By スポニチ

 日本代表が来年3月の国際Aマッチ週間(19〜27日)でW杯に出場しない2カ国と対戦する方向で最終調整していることが判明した。来年6月14日開幕のW杯ロシア大会ではコロンビア、セネガル、ポーランドと同組。バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は第1戦を仮想セネガル、第2戦を仮想ポーランドとして対戦国対策に重点を置く方針だ。

 関係者は「3月はW杯に出場しない国と対戦することになる」と明言。欧州、アフリカ勢という大枠ではなく、仮想国としての地域をより細分化。サブサハラ系のカメルーン、コートジボワール、ザンビア、ブルキナファソなどと、中東欧勢のオーストリア、チェコ、スロバキア、ウクライナなどを候補に挙げているもようだ。

 ハリルホジッチ監督はアルジェリアを16強に導いた14年W杯ブラジル大会前には3月にスロベニア、5月にアルメニア、開幕直前の6月にルーマニアと対戦。W杯出場権のない3カ国に全勝して本大会を迎え、ベルギー、韓国、ロシアと同組だった1次リーグを1勝1分け1敗で突破した実績がある。

 圧倒的にボールを支配される世界トップとの試合を避け、戦術確認の効率を上げることが狙い。勝ち癖をつけて本番に臨める可能性が上がるメリットもある。FIFAランク2位のブラジル、同5位のベルギーと対戦した11月の欧州遠征から一転。“ハリル流”の決勝トーナメント進出の方程式に当てはめ、強化試合を組む。

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2017年12月30日のニュース