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C大阪 0―0の後半45分に失点も2点差勝利「優勝しか見えていない」

[ 2017年12月23日 16:18 ]

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会準決勝   C大阪3―1神戸 ( 2017年12月23日    ヤンマー )

後半ロスタイム、起死回生の同点ゴールを決めるC大阪・水沼
Photo By スポニチ

 C大阪が延長戦の末に神戸を3―1で下し、YBCルヴァン杯に続く今季2冠へ王手をかけた。C大阪の決勝進出は14年ぶり。

 0―0のまま延長戦突入かと思われた後半45分に先制を許したが、1分後のロスタイムに水沼の起死回生のジャンピングボレーで追いつき、1―1で延長戦に突入。そして迎えた延長前半8分、相手ハンドで得たPKを柿谷が失敗しながらこぼれ球を執念のダイビングヘッドで押し込んで勝ち越すと、延長後半9分にはカウンターから柿谷のラストパスをソウザが決めて2点差で勝利をつかみ取った。

 水沼は「点を決められた時間を見たらちょっと”うわ!やばい!”って気持ちになりましたけど、今季は最後の最後に点を決めてこっちに流れを持ってくるというのが本当に多かったので、いいところがきょうも出たと思います」と笑顔。「正直みんな…全員焦っていたと思いますけど、でも”来い来い来い!”って思って走っていたのが、ボールが転がってきたので良かったです、はい」と童顔をほころばせた。

 土壇場に見事なジャンピングボレーで決めた同点弾は「ジャンプしているように見せかけただけなので。かっこつけてジャンピングボレーしましたけど」と照れ笑いで謙遜したが、「でも、(同点弾が)入って延長までいったら絶対勝てるっていう自信があったので、きょうはそういう試合をお見せできて良かった」と水沼。日本代表の山口、杉本らを怪我で欠きながらの勝利に「怪我人が多くても、どの選手が出ても勝てるっていうのが僕たちの強みであるので。今年、それを証明してきたので。また1月1日にどの選手が出ても絶対に優勝したいと思います。ここまで来たら優勝しか見えていない」と力強く言い切った。

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2017年12月23日のニュース