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サッカー界に”いわきのイチロー”誕生 スーパースターと同姓同名

[ 2017年12月18日 18:07 ]

Jリーグ加盟を目指す東北社会人リーグ1部のいわきFCは18日、富士大に所属するDF鈴木一朗(22)の新加入を発表した。背番号は13。

 岩手県出身の鈴木は1995年8月1日生まれの22歳で、身長1メートル76、体重70キロ。盛岡中央高から富士大へ進んだ。日本プロ野球のオリックスを皮切りに日米で活躍するイチロー外野手(44、マーリンズからFA)の本名と漢字も含めて同姓同名。サッカーの鈴木一朗が生まれた95年に、野球のイチローは首位打者、打点王、盗塁王、最多安打、最高出塁率の打者5冠に輝き、オリックスは悲願のパ・リーグ優勝。同年1月の阪神大震災で甚大な被害を被った神戸に勇気を与えた。イチローは同年、2年連続のリーグMVP、ベストナイン、ゴールデングラブ賞、正力松太郎賞にも輝いている。

 いわきFCは、元Jリーガーで、湘南の強化部門責任者や社長を歴任した大倉智氏(48)が代表を務め、同じく元Jリーガーの田村雄三監督(35)が指揮を執る。今年6月には天皇杯2回戦で延長戦の末にJ1札幌を撃破。7部相当のチームが”超格上”のJ1を破り話題になった。

 クラブはスーパースターと同姓同名の鈴木一朗について、そのプレーの特徴を「どのポジションもこなせるユーティリティプレイヤー。攻守においての対人の強さと、ボールポゼッションを武器としゲームを組み立てる」と紹介。”いわきのイチロー”となる鈴木はクラブを通じて「この度、いわきFCに入団する事になりました鈴木一朗です。今まで支えてくれた方々への感謝の気持ちを忘れず、いわきFCの為に全力でプレーします。応援よろしくお願いします」とコメントしている。

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2017年12月18日のニュース