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岡崎“俺を忘れるな”2ゴール!「やっと自分の良さが出せた」

[ 2017年12月15日 05:30 ]

プレミアリーグ・第17節   レスター4―1サウサンプトン ( 2017年12月13日 )

後半、ダメ押しゴールを決め喜ぶ岡崎
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 レスターのFW岡崎慎司(31)が13日のアウェー・サウサンプトン戦でプレミア移籍後初となるマルチ得点を記録した。前半32、後半24分にともに右足でゴール。今季リーグ通算得点を6に伸ばし、4―1の勝利に貢献した。対峙(たいじ)したDF吉田麻也(29)も後半16分に頭でゴール。プレミアリーグの日本人対決でのゴール競演は初の快挙となった。

 分かっていても止められない。岡崎が旧知の仲である吉田を手玉に取った。3―1の後半24分、右サイドからのバーディーのクロスに反応。マークに付かれていた吉田の視界から消えると、一気にギアを上げてニアサイドに突っ込んだ。右足インサイドで仕留め「プレミアに来て、なかなかああいうゴールがなかった。やっと自分の良さが出せた」と納得の表情。吉田は「ニアしか選択肢がないのにやられた。岡ちゃんに息の根を止められた」と悔しがり「やっぱり代表に入るべき選手だと思う」と称えた。

 岡崎は1―0の前半32分にもミドルシュートのこぼれ球を右足で押し込みゴール。前半11分には右サイドでのボールキープからマフレズの得点をアシストした。9日のニューカッスル戦で負傷した左目上の腫れが引かずにヘディングができない中、プレミア移籍後3季目で初のマルチ弾。今季リーグ通算得点を6に伸ばし、15〜16年の5得点を抜きプレミアでの自身のシーズン最多ゴールを更新した。この勢いが続けば、マインツ時代の13〜14年に記録した欧州移籍後最多の15得点も視界に入ってくる。

 岡崎は「2桁得点のシーズンはどこかで2得点があるのでうれしい」と笑顔を見せた。11月の欧州遠征でブラジル、ベルギーと対戦した日本代表から本田(パチューカ)、香川(ドルトムント)とともに落選。来年6月14日開幕のW杯を前に窮地に立たされるが、12日には香川がリーグ戦でゴールを決め、本田はクラブW杯で好プレーを見せた。長年、日本を引っ張ってきた“ビッグ3”は、まだ死んでいない。

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