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なでしこJ、零敗で3大会ぶりVならず 北朝鮮が3連覇…E―1選手権

[ 2017年12月15日 20:46 ]

<日本・北朝鮮>前半、クロスボールに飛び込む岩渕
Photo By スポニチ

 サッカー女子のE―1選手権(旧東アジア杯)は15日、千葉・フクダ電子アリーナで行われ、FIFAランキング8位の女子日本代表「なでしこジャパン」は同10位の北朝鮮と対戦。0―2で完封負けを喫し、通算2勝1敗で2010年大会以来3大会ぶりとなる優勝を逃した。北朝鮮は3連勝で大会3連覇。

 ともに2連勝同士の対決となった最終戦。得失点差の関係で引き分けでは北朝鮮に優勝をさらわれる日本は中国戦から先発5人を入れ替え、FW岩渕真奈(24=INAC神戸)、FW田中美南(23=日テレ)の2トップでキックオフとなった。

 だが、相手の堅守の前にゴールを割れずに前半を0―0で折り返すと、攻められる時間が長くなった後半20分にはペナルティーエリア付近でクリアボールを拾われ、最後はFWキム・ユンミ(24)に今大会4得点目となるゴールを決められて失点。欲しかった先制点を奪われた日本は、逆転優勝には最低でも2点を取らないといけない苦しい状態に追い込まれた。

 高倉麻子監督(49)は後半17分に岩渕に代えてFW中島依美(27=INAC神戸)を投入したのに続いてFW菅沢優衣香(27=浦和)の投入を準備。だが、後半37分、MFリ・ヒャンシム(21)に決められ決定的な2点目を失うと、直後の後半38分には右サイドバックのDF高木ひかり(24=ノジマステラ神奈川相模原)に代えて今大会初出場となるFW菅沢をピッチに送り出したが、最後までゴールネットを揺らすことはできず。なでしこジャパンの3大会ぶり優勝はならず、北朝鮮に3連覇を許した。

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2017年12月15日のニュース