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東口“背水スタメン”正守護神争い中村に負けん 12日中国戦

[ 2017年12月12日 05:30 ]

E―1選手権   日本―中国 ( 2017年12月12日    味スタ )

ウォーミングアップをする東口
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 サッカー日本代表は12日、E―1選手権(旧東アジア杯)で中国と対戦する。2大会ぶりの優勝へ向け、先発出場が濃厚なGK東口順昭(31=G大阪)は背水の決意を示した。初戦の北朝鮮戦で完封したGK中村航輔(22=柏)とは違ったスタイルで、守護神争いに再浮上する。なでしこジャパンは11日、千葉市のフクダ電子アリーナで中国に1―0と勝利し、2連勝とした。

 あの悔しい光景は忘れていない。そしてライバルの輝きも目に焼き付けている。冒頭15分だけ公開された最終調整。主力組のゴールマウスに立ったのは背番号1の東口だった。

 初戦の北朝鮮戦では出場機会なし。その試合でフル出場した22歳のGK中村がビッグセーブを連発した。完封勝利の立役者となり、ハリルホジッチ監督からは「若いGKが解決策を見せてくれた」と高く評価され、一気にGKの序列を上げた。一方の東口はドローに終わった10月の親善試合ハイチ戦で3失点。反省ばかりが口をついた。

 「(中村は)勝利に貢献した。GKにとっては何よりの評価。僕も目指したい。リベンジしたい」。ロシアW杯で正守護神を狙う中、中国戦はラストチャンスともいえる。

 勝利へのイメージはでき上がっている。中国のDFラインは低くないと分析しており「状況によっては狙いたい」と背後のスペースを狙ったキックで得点チャンスを演出する構え。さらに韓国戦でクロスから2得点を挙げた中国の高さに対しても早めの対応でピンチの芽を摘む。高精度のキックと広い守備範囲は中村にはない、東口の大きな武器だ。

 勝てば2大会ぶりの優勝が決まる可能性がある一戦。中村とは違ったスタイルを見せつけ、正守護神争いに生き残る。

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2017年12月12日のニュース