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井手口、救ったVミドル!イングランド古豪へ名刺代わりの一撃

[ 2017年12月10日 05:30 ]

E―1選手権   日本1-0北朝鮮 ( 2017年12月9日    味の素スタジアム )

後半49分に決勝弾を決めた井手口
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 まさにワールドクラスの一撃だった。後半ロスタイム。「ボランチ2枚とも(前線に)上がるのはどうかと思って“やめよう”と思ったんだけど、最後だしいいかと。ふかさないことだけを意識しました」と井手口。同じボランチの今野がエリア内でヘッドで落としたボールに反応。豪快な右足ミドルを叩き込んだ。

 代表通算2得点目は世界へ羽ばたく力強い決意表明でもあった。複数の関係者によると、今夏に正式オファーが届いたイングランド2部の古豪・リーズとの契約が9日までにまとまったもよう。E―1選手権後にも保有権がリーズに移ることが確実となった。今後の焦点は来年1月からプレーするクラブ。E―1選手権の出場試合数によっては、そのままリーズでプレーする可能性もあるが、労働許可証が認可されなかった場合には期限付き移籍となる。スペイン2部のテネリフェやバリャドリードなどの海外クラブが候補になっているという。

 目指しているのはロシアW杯で主軸として活躍すること。「まだハセ(長谷部)さんや蛍(山口)くんのようなレギュラーだとは思っていない」。この日の北朝鮮戦でも持ち前の豊富な運動量と守備能力で中盤を締めたが「もっと裏のスペースに出すとかつなぎ、決定的なパスも出さないといけない」と満足感はない。

 国内組の選手として最後のA代表マッチ。次戦は中2日で中国戦が控える。2大会ぶりの優勝に導き、海を渡る。

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