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鹿島 優勝逃す MF遠藤「僕たちは、どうしても勝ちたかった」

[ 2017年12月2日 19:50 ]

明治安田生命J1リーグ最終節   鹿島0―0磐田 ( 2017年12月2日    ヤマハ )

優勝を逃し、泣き崩れる三竿(右端)を抱きしめる鹿島・シルバ
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 終了の笛が鳴り響くと、DF昌子は芝に倒れ込んだ。MF三竿健も起き上がれず、MFレオ・シルバに抱きかかえられながら整列に加わった。「うちが勝負強さを出せなかったのは悔しいけど、フロンターレにはおめでとうと言いたいし、最後、ああやって勝てるのはフロンターレの強さでもある」。ライバルの栄冠を称えた直後、ゲーム主将のMF遠藤の両目には涙があふれた。「僕たちは、どうしても勝ちたかった」。

 優勝に王手を懸けていた前節の柏戦も今節の磐田戦もスコアレスドロー。計180分間で1点でも取れていたら、クラブ20冠目の国内主要タイトルを手にできていた。リーグ7位だった5月末に就任し、8月から首位に浮上させた大岩監督は「本当に私の経験不足というか、彼らに勝利を…」と言ったきり、しばらく沈黙。「勝たせてあげられなかったので、僕の経験不足だと痛感しています」と瞳を潤ませて言葉を絞り出した。

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2017年12月2日のニュース