×

甲府3度目のJ2降格 吉田監督涙「自分のつくってきたチームが…本当に悔しい」

[ 2017年12月2日 16:40 ]

明治安田生命J1最終節   甲府1―0仙台 ( 2017年12月2日    中銀スタ )

 甲府はリンスの劇的なロスタイム弾で9月30日の柏戦(柏)以来6試合ぶりとなる勝利を飾ったが、前節15位の清水も勝ったため逆転残留はならず。クラブ史上3度目のJ2降格が決まった。最終順位と勝ち点は14位・清水が34、15位・広島が33で残留、16位・甲府が32で、残留までわずか勝ち点1差の悔しい降格となった。

 今季就任した吉田達磨監督(43)は昨季途中まで率いた新潟とともに降格。リンスのゴールが決まった瞬間はベンチ前で大きくジャンプしながらガッツポーズを見せ喜びを爆発させたが、試合後は肩を落として目元を潤ませた。

 「本当に素晴らしい戦いを選手はしてくれました」と振り返った吉田監督は「きょうこの雰囲気をつくっていただいたファン・サポーター、山梨の皆様、本当に感謝しています。今は(J1に)残るということしか考えていなかったのであまりこう言葉がないですけれども、とにかく選手が戦い抜いた、1年戦い抜いた結果ですから、最後勝ちましたけれども、この1年戦った結果が降格っていうことであって、本当に自分のつくってきたチームがJ1でこれからも闘うことができなくなったことが本当に悔しいですし、選手に申し訳なく、サポーターの皆さんに申し訳なく…思っています」と謝罪した。

 なお、吉田監督は来季も引き続き指揮を執ることが11月17日にクラブから発表されている。

続きを表示

2017年12月2日のニュース