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川崎F、創設21年目で悲願初タイトル!鹿島を得失点差で上回り奇跡の逆転V

[ 2017年12月2日 15:55 ]

<川崎F・大宮>前半終了直前、チーム2点目のゴールを決めた小林(奥)は家長と抱き合う
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 明治安田生命J1リーグは2日、最終節の9試合が行われ、川崎Fはホーム等々力で大宮に5―0で快勝。磐田と0―0で引き分けた鹿島と勝ち点72で並んで得失点差では17上回り、奇跡の逆転優勝を果たした。1996年11月21日のクラブ創設から21年目で、悲願のJ1初タイトル獲得。J1の3大タイトル(Jリーグ、ルヴァン杯、天皇杯)で過去8度2位に泣いてきた“シルバーコレクター”が、ついにその名を返上した。

 首位鹿島と勝ち点2差で最終節を迎えた川崎Fは開始直後の前半1分、DFエウシーニョのドリブル突破からMF阿部が左足でミドルシュートを決めて先制。前半ロスタイムにはMF家長のクロスに飛び込んだ小林がヘディングシュートを決めて2―0とリードを広げた。

 後半に入っても川崎Fの勢いは止まらず、同15分には再び家長のクロスに小林が右足で合わせて3点目。同36分には車屋が倒されて得たPKを小林がきっちり決めてハットトリックを達成し、ダメ押しの4点目を決めた。J2降格が決まっている大宮を相手にその後も主導権を渡さず、終了間際には長谷川が左足で5点目を決めて5―0で完勝。前節首位の鹿島が敵地で磐田とスコアレスドローに終わったため、川崎Fが待ちに待ったJ1優勝のタイトルを手にした。

 今季はアジア・チャンピオンズリーグ、天皇杯は準々決勝で、ルヴァン杯は決勝で敗れてタイトルを逃してきた川崎F。リーグ戦では第33節まで1度も首位に立つことはなかったが、8月5日の第20節・FC東京戦から15戦負けなしで大逆転優勝を達成。今季就任した鬼木達監督(43)は監督1年目でクラブに大きな初タイトルをもたらした。

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2017年12月2日のニュース