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C大阪・杉本“伝説になる”自身初ハットでクラブ最多得点王だ

[ 2017年12月2日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・最終節   C大阪―新潟 ( 2017年12月2日    デンカS )

居残りでフィジカル強化のメニューをこなす杉本
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 J1は2日に最終節を迎える。3位が確定しているC大阪は1日、新潟戦(デンカS)を前に大阪市此花区で調整。ここまで22得点を挙げ得点ランクトップに立っている日本代表FW杉本健勇(25)は、クラブ記録である韓国代表FW黄善洪(ファンソンホン)の24得点を上回るべく決意を口にした。首位に立つ鹿島は磐田戦(ヤマハ)、勝ち点2差で追う2位川崎Fは大宮戦(等々力)に臨む。

 はるか彼方にあった数字に、手の届くところまで来た。新潟戦に向けた最終調整。得点ランクトップに立つ杉本は、PK練習と居残りのフィジカルメニューで締めくくった。開幕からFWとして全試合に先発出場してきたシーズンも、残すは1試合のみ。チームの勝利とともに、得点王とクラブ記録更新へ強い意欲を示した。

 「得点王を取りたいし、セレッソのJリーグ記録を抜きたい。(黄善洪の24得点を)前から知っていて“エグいなー”と思っていたけど、まさか自分に(上回る)チャンスが来るとは」

 C大阪のシーズン個人最多ゴール数こそが、99年に得点王となった黄善洪の記録した24得点。その凄みを理解しつつも、得点王争いを繰り広げる中で、常に頭のどこかで意識してきた。

 「争っている時に(ゴールを)重ねているという意識もあるけど、そこ(24得点)に近づいているという気持ちが同時にあった」。新潟戦で塗り替えるためには過去に一度もないハットトリックが必要ながら、決定機を仕留め続ければチャンスはある。

 得点ランク2位の興梠(浦和)、小林(川崎F)とは2ゴール差。敵地で3発を叩き込めば、得点王に輝き、かつ今季初の6連勝でシーズンを終えられる可能性は高い。

 「気を引き締めて、最後、ネジを締めてリーグを終わりたい。(自分が)決めて、勝って終わりたい」

 日本代表に初招集されるなど飛躍を遂げてきた1年。有終の美を飾る。

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