磐田ＭＦ川辺「鹿島Ｖ」阻む！２戦ぶりスタメンで意地見せる

磐田ＭＦ川辺（右）は今季最終戦で鹿島の連覇阻止に燃える
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　磐田は２日の最終節で、連覇に王手をかけた鹿島をホームに迎える。３０日は会場のヤマハで約２時間調整。先発が有力なＭＦ川辺駿（２２）は「（相手の）優勝が懸かっていたほうがモチベーションは上がる。今までやってきたことを出したい」と意地を見せる構えだ。

　４月の前回アウェー戦は２―０の後半３４分に右足で豪快な一撃を決め、３―０の完封勝利に貢献した。ただ相手は現在首位。「前回も内容には満足していない。うまい選手が多いし、まずは守りで負けないように」と慢心はない。

　前節鳥栖戦は１３試合ぶりにスタメン落ち。代わってボランチに入ったＭＦ上原力也（２１）はフル出場した。評価急上昇中の後輩は練習後に一緒にランニングをするなど「お互いに刺激し合える仲」。２試合ぶり先発のピッチで負けずに存在感を発揮する。

　鹿島は他会場の結果に関係なく勝てばリーグ連覇。引き分け以下なら２位川崎Ｆの結果次第でＶ逸の可能性があり、前掛かりに来ることが予想される。「逆に自分たちが相手陣内でサッカーできるようにしたい」。かつて２強時代を築いたライバルに、簡単に歓喜の瞬間を与えない。