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川崎F 逆転初Vへ望み アジア王者下して鹿島と2差で最終戦へ

[ 2017年11月29日 21:26 ]

<浦和・川崎>前半、川崎F・小林(右から2人目)はゴールを決め喜ぶ
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 明治安田生命J1リーグは29日、第33節の残り1試合が埼玉スタジアムで行われ、2位の川崎Fが1―0で浦和を下し、最終戦での逆転初Vへ望みをつないだ。

 10年ぶりアジア王者に輝いたACL決勝第2戦から中3日で先発6人を入れ替えた浦和に対し、勝つしかない川崎Fが先手を取った。引き分けでも鹿島の2年連続9度目の優勝が決まってしまう1戦。だが、前半14分、右サイドから家長が利き足とは逆の右足でクロスを入れると、ゴール前の小林が右足を合わせてゴール。主将を務め、この日の試合前に日本代表復帰も果たしたエースの今季20点目で勢いづくと、そのまま逃げ切った。

 川崎Fは14試合連続負けなしの2連勝。勝ち点を69に伸ばし、勝ち点71で首位の鹿島とは勝ち点2差で12月2日の最終戦を迎えることになった。最終戦で鹿島は大岩監督の清水商(現清水桜が丘)高時代の同級生でもある名波監督率いる磐田とアウェーで対戦。川崎Fはすでに来季のJ2降格が決まっている大宮とホームで対戦する。鹿島が最終戦で引き分け以下に終わり、川崎Fが勝てば悲願の初優勝となる。YBCルヴァン杯は決勝で敗れ、天皇杯はすでに準々決勝で敗退。今季最後のタイトルとなるリーグ戦で川崎Fの逆転初Vなるか、注目だ。

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