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川崎F「勝つだけ」逆転Vへ連勝が最低条件 29日敵地浦和戦

[ 2017年11月28日 05:30 ]

練習で汗を流す中村(右)
Photo By スポニチ

 J1は29日に第33節未消化分の1試合が行われ、2位の川崎Fは敵地で浦和と対戦する。川崎Fが引き分け以下なら鹿島の連覇が決まる大一番。国内組のみの代表で臨む来月のE―1選手権に大量選出される可能性も浮上する中、今季2度も屈辱を味わったピッチで勝ち、逆転初タイトルへと望みをつなげる。

 鹿島が柏に引き分け、逆転優勝の可能性は残った。“吉報”から一夜明けたこの日、イレブンは軽めのメニューで調整した。奇跡の実現には残り2試合に連勝することが最低条件となるだけに、主将でエースの小林は「タイトルの可能性を自分たちでなくしてはいけない。しっかり勝つだけ」と気を引き締めた。

 くしくも、舞台は今シーズン2度の屈辱を味わった埼玉スタジアム。今回の相手の浦和と対戦したACL準々決勝では、ホームの第1戦で3―1で勝利しながら、敵地でまさかの1―4逆転負け。クラブ史上初の4強入りを逃した。さらに4日のC大阪とのルヴァン杯決勝も、同じピッチで敗れ、悲願の初タイトルはお預け。今回は屈辱をバネに、リベンジはもちろん、優勝に望みをつなげる。

 そんな中で、国内組のみの日本代表で臨む12月のE―1選手権へ向け、ハリルホジッチ監督が大量招集する可能性が浮上。日本協会関係者によれば、今月の欧州遠征に参加したDF車屋はもちろん、過去招集歴のある大島、さらには阿部、家長ら計7選手がリストアップされているという。プレッシャーのかかる浦和戦は、その実力を証明する試合にもなる。

 「向こう(浦和)よりこっちの方が確実にモチベーションが高い」と阿部。まずは浦和に勝って、首位の鹿島との勝ち点差を2に縮め、奇跡の逆転優勝へ望みをつなぐ。

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2017年11月28日のニュース