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柴崎所属ヘタフェが杉本獲得へ!C大阪をACL導いた“J単独得点王”に興味

[ 2017年11月27日 06:31 ]

明治安田生命J1リーグ・第33節   C大阪3―1神戸 ( 2017年11月26日    ヤンマー )

<C大阪・神戸>後半、ヨニッチが勝ち越しゴールを決め、大喜びの杉本(上)らC大阪イレブン
Photo By 共同

 スペイン1部ヘタフェが、C大阪の日本代表FW杉本健勇(25)の獲得に乗り出していることが26日、分かった。杉本は今季ホーム最終戦の神戸戦で2得点を挙げ、今季22得点目。暫定ながら、初めて得点ランク単独トップに浮上し、チームを4年ぶり3度目となるACL出場に導いた。

 スペイン1部ヘタフェが杉本の獲得に動いていた。複数の関係者によると、以前から興味を示し続けている中、今オフの獲得に向けてC大阪サイドに打診しているもよう。C大阪は全力で慰留する方針ながら、一方で本人の意思を尊重する意向も持っている。

 昇格1年目で現在12位のヘタフェには年代別代表でともに戦ってきた同学年の日本代表MF柴崎岳(25)が在籍。杉本が加入しスペインで日本人コンビが生まれれば大きな話題となることは間違いない。

 杉本はこの日、日本代表のハリルホジッチ監督が視察する中、1点を追う前半41分にDF松田のクロスを頭で合わせる同点弾。さらに後半42分には、DF丸橋のクロスを左足で合わせて2点目を奪った。今季7試合目となる1試合2得点。チームは今季初の5連勝で、1シーズン制になった05年以降でクラブ史上最多となる勝ち点63とし、3位以内を確定させて4年ぶり3度目のACL出場権を獲得した。杉本は初めて得点ランク単独トップに浮上したが「それ(ACL出場)が本当にうれしいし、そっちの方が大事というか。ホーム最終戦で、3位以内を決められて良かった」と語った。

 関係者によると、スペイン1部レガネスや同1部ジローナ、さらには今夏に獲得を打診した同2部テネリフェも継続して興味を示している。日本代表に選ばれる中でドイツのクラブなども動向を追っており、去就の行方に注目が集まる。

 ▽ヘタフェCF 1983年創設。ホームタウンはマドリード州ヘタフェ。04〜05年に1部初昇格。昨季初めて2部に降格したが、昇格プレーオフ決勝でテネリフェを下し1年で1部復帰。1部最高位は09〜10年の6位。本拠地はアルフォンソ・ペレス(1万7393人収容)。

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