×

サポーターも裏方も総力戦 体内時計調整メガネ投入、外交術&チャーター機も

[ 2017年11月26日 05:30 ]

ACL決勝第2戦   浦和1―0アルヒラル ( 2017年11月25日    埼スタ )

短波長遮断グラスを着用する浦和MF高木
Photo By スポニチ

 打倒アルヒラルへ、浦和が用意した新たな“秘密兵器”も効果を発揮した。アルヒラルとの決勝戦は6時間の時差との戦い。事前合宿地のドバイ(UAE)に降り立った際、全員がオレンジの眼鏡を着用していた。その正体は浦和のドクターが用意した「短波長遮断グラス」だ。時差調整で大切なのは最初の3日間。地球を西に進む場合、到着後は遅寝遅起きが順応への近道という。ドバイ到着が午前だったため体内時計に影響を及ぼす太陽の光を“オレンジ眼鏡”で遮断した。選手が着用したのは1時間弱程度だが、徹底したこだわりが勝利を呼んだ。

 アウェーでは240人もの日本人サポーターがサウジアラビアに入国した。特命事項担当が外務省、同国政府に働きかけ、査証取得の協力を得ることに成功。日本人の同時入国の人数では過去に例のないレベルとなった。帰国には推定4000万円を投じ「チャーター便」も導入。総力戦で往復1万7000キロ余りの決戦を乗り切った。

続きを表示

2017年11月26日のニュース