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【城彰二の視点】浦和 第2戦は「いつも通り」を突き詰めろ

[ 2017年11月20日 08:30 ]

ACL決勝第1戦   浦和1―1アルヒラル ( 2017年11月18日    サウジアラビア・リヤド )

<浦和・アルヒラル>前半、ナイスセーブを見せるGK西川(左)
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 アウェーで点を取って引き分けたのは大きい。浦和は守備に重心を置いて前半は0―0で後半勝負と考えていただろうが、前半7分にショートカウンターから先制したため相手が慌ててリズムに乗れなかった。何度も決定的な形をつくられてはいたが、全員が体を張って守った。特にGK西川が15本のシュートを浴びながら何度も好セーブを見せ、何とか1点に抑えた。

 浦和は第2戦で0―0なら優勝だが、積極的な試合運びを選択してほしい。守ろうとしても、相手の攻撃力が凄いので簡単には抑えられないだろう。第1戦の後半、守備ラインを上げて中盤から前線をコンパクトにし、パスが回るようになった。また、この時季、日本は気温10度を下回ることもあり、暑いサウジアラビアから来る選手は体に影響がある可能性は高い。浦和のホームで5万2000人入る予定なので、相手もやりにくいはず。このアドバンテージを生かして「いつも通りにできるか」を突き詰めた方がいいと思う。(元日本代表FW)

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2017年11月20日のニュース