札幌 残留決めた!ジェイ2発祝砲、01年以来16年ぶり歓喜

[ 2017年11月19日 05:30 ]

明治安田生命J1第32節   札幌2―0清水 ( 2017年11月18日    アイスタ )

試合後にサポーターと一緒に喜びを分かちあった
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 残った。来季もJ1だ!札幌は18日、敵地・アイスタで清水と対戦。前半11分、同39分にFWジェイ(35)が連続ゴールを決め、2―0で快勝した。これでシーズン2試合を残して14位以上が確定。01年以来16年ぶり2回目のJ1残留を決めた。今季の目標「J1残留」を達成し、クラブ最大の目標「J1定着」へ足固めの一年となった。

 雨の敵地で新たな歴史が生まれた。J1残留。その価値は、他のクラブのそれとは大きく違う。試合終了のホイッスルと同時にベンチでは歓喜の輪ができた。敵地に詰めかけたサポーターも歓喜する。「ホッとしたのが素直な気持ち」。四方田監督はそう言って胸をなで下ろした。

 1時間前にキックオフの広島が勝ち、甲府が敗れ、引き分け以上が必要だった一戦。ジェイが前半11分に頭で先制点を奪い、同39分にもゴールネットを揺らした。残留を引き寄せる2得点。「2ゴールはうれしいけど、今日はチームとして最高だった」。ここ4試合で6得点の頼もしい助っ人の言葉に、今季が凝縮されていた。

 Jクラブでは最多の5度、J1に昇格しながら残留したのは01年の1度だけ。誰よりもJ1残留の難しさ、降格の厳しさを知っている。そんな“エレベータークラブ”からの脱却へ、クラブは「J1残留」を目標に定めて 全体で共有した。

 フロントは前半戦を冷静に見極め、夏場に現場の要請を基に的確な補強を敢行。MF石川、チャナティップ、FWジェイが原動力となった。フロント戦略が光り、チーム最大の力である一体感がその威力を発揮した。

 泥沼の6連敗を喫しても、今季加入した副将のMF兵藤が「このサッカーをぶれずにやりきろう」とチームをまとめ、宮沢主将は「負けても下を向くことはなかった。練習からいい雰囲気をつくれた」と振り返った。時にはスタッフや選手の家族を招いた集いを開いて団結。ベテラン、若手、新加入、スター、4カ国の外国人が混在しても「一体感」は失われなかった。

 今季はこれが敵地2勝目だが、ホーム戦での勝ち点は全チーム中6位。前回J1残留した01年より観客動員が1試合平均5000人増というサポーターの後押しも受け、三上GMは「クラブ力、サポーター力、オールコンサドーレの力でつかみ取った」と言った。まさに総力でつかんだJ1残留だった。

 ジェイに並ぶ今季チーム最多8得点のFW都倉は常々、こう言っている。「都市の規模から考えたら、J1で戦い続けなければいけないクラブ」。J1定着、そしてJ1優勝争いへ、札幌はその道を切り開いていく。

 ≪01年以来J1残留≫01年は岡田武史監督の下、ファーストステージは6勝3分け6敗の8位、セカンドステージは4勝2分け9敗の14位。最終年間順位11位でJ1残留を決めた。リーグ戦総得点43得点のうち、大分から期限付き移籍したFWウィルが24得点で得点王に輝き、FW播戸竜二も9得点。主力として24試合に出場したMF山瀬功治(元日本代表、現福岡)はJリーグ新人王に輝いた。加入初年度のMF今野泰幸(元日本代表、現G大阪)も主力で、DF名塚善寛(現札幌コーチ)とMF野々村芳和(現クラブ社長)も現役でプレーしていた。

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