川崎F逆転初Vへ残った!残り2戦で勝ち点4差、奇跡起こす

[ 2017年11月19日 05:30 ]

明治安田生命J1第32節   川崎F1―0G大阪 ( 2017年11月18日    等々力 )

G大阪に勝利し声援に応える川崎・中村(左)らイレブン
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 8試合が行われ川崎FはホームでG大阪と対戦し1―0で勝利を収めた。負ければ試合のなかった鹿島の連覇が決まっていたが、後半37分に今シーズン強化してきたセットプレーからDFエウシーニョ(27)が左足でV弾。ACL圏内の3位以内を確定させ、鹿島との勝ち点差を4とし逆転初Vへ踏みとどまった。新潟は甲府に1―0で勝ったものの、2試合を残して初のJ2降格が決まった。

 積み上げてきた成果でプレッシャーを見事にはね返した。負ければ優勝の可能性が完全に消滅する一戦。序盤から攻勢に出る中、相手GKに好セーブで何度も阻まれたが、最後は「あの手、この手を使ってこじ開けた」と振り返った中村の右CKから決勝弾が生まれた。家長が中央で頭で競り、ファーサイドのエウシーニョが左足でこぼれ球を蹴り込んだ。

 CKからの得点はこれで今季6点目。今季就任した鬼木監督は前年までのパス主体の攻撃サッカーにプラスアルファを付け加えながらチームを強化。そのひとつがセットプレーだった。分析担当が、対戦相手の試合を過去6試合以上にさかのぼりチェックする徹底ぶり。情報は選手に詳細かつ明確に伝えられ、CKからの得点は16年から3→6と倍増し、セットプレーからの失点も6→3と半減した。まさに“チーム鬼木”の成果だった。

 ルヴァン杯の悔しさも乗り越えた。4日のC大阪との決勝に敗れ、悲願の初タイトルはまたしてもお預け。中村もこの日「悔しさは同じ舞台でしか晴らせない」と言ったが、指揮官を中心に2週間のインターバルで立て直し、中村も「今日負けていたら終わっていた。これで少しでも鹿島にプレッシャーをかけられた」と、執念の勝利を喜んだ。「他力だけど、自分たち次第で奇跡を起こせる」と鬼木監督。人事を尽くして天命を待つ。川崎Fが奇跡の逆転初Vを信じ、土壇場で踏みとどまった。

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